在校生の声/2007年度(平成19年度)
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在校生・卒業生の声
数理解析分野
西本武志さん (修士課程1回生、京都大学理学部数理科学系、数理解析分野)
辻弘貴さん (修士課程1回生、早稲田大学理工学部数理科学科、数理解析分野)
離散数理分野
青田裕史さん (修士課程1回生、北海道大学理学部物理学科、離散数理研究室)
佐々木方太さん (修士課程1回生、関西学院大学理工学部情報科学科、離散数理分野)
最適化数理分野
金山宗高さん(修士課程1回生、大阪府立大学工学部数理工学科卒、最適化数理分野)
上田健詞さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、最適化数理分野)
応用数理モデル連携分野
衛涛さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、応用数理モデル連携分野)
制御システム論分野
山崎寛幸さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野)
物理統計学分野
西村麻衣子さん (修士課程1回生:大阪府立大学工学部数理工学科、物理統計学分野)
力学系理論分野
多羅間大輔さん (修士課程1回生、京都大学工学部物理工学科(原子核工学教室)、力学系理論分野)
中田 悟 (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科数理工学コース、力学系理論分野)
数理解析分野
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西本武志さん
(修士課程1回生、京都大学理学部数理科学系、数理解析分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部では数学を学んでいましたが、数学の発展のために数学を学んでい るように感じるようになり、もう少し応用も視野にいれた数学を学んでみようと 思い、数理工学を受験しました。
入試の勉強
英語の苦手意識が強かったので、6月くらいから英語の過去問を 解き、高校単語の復習などをしました。受験科目は基礎数学、応用数学、力学系数学を選びました。理学部の大 学院も考えていたため7月に入ってからになりましたが、同じく数理工学 を受験する人たちと数学の過去問を解き、不明点を教科書で復習しました。また線形計画やオペレーションズリサーチも、教科書を読み過去問を解 いてみました。
入試のための情報収集
数理工学のサイトで過去問を入手しました。また入試説明会に参加し、 先輩から受験のポイントも教えていただきました。
研究室の様子や感想
学部時代は研究室というものがなかったので、自分の机やパソコンがあ るのは新鮮でした。研究室は週2回のゼミと週1回の研究紹介の他は 基本的に自由です。それぞれの方が異なったことを研究されているので、研究紹介は様々な驚 きがあります。
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辻弘貴さん
(修士課程1回生、早稲田大学理工学部数理科学科、数理解析分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
きっかけとしては数理工学専攻のHPを見たのが始まりなのです が、さらにそのきっかけはこの専攻に同姓同名の方がいらして検索エンジンでひっか かったことでした。それから情報学研究科の他の専攻についても調べ、説明会に出 席した末、学部時代と近い今の分野が一番適していると感じ受験しました。学 費の問題も動機になったかと思います。
入試の勉強
基礎科目は基礎数学I、基礎数学II、専門科目は応用数 学、力学系数学に限定して過去問中心に勉強しました。力学系数学に関してはあまり知識がな かったので過去問に近い問題が多く掲載されている参考書を何冊か読みました。他 の3つは学部時代に使っていた本などにもう一度目を通しつつ、過去問を何回か 解くことにしました。
入試のための情報収集
ホームページから過去問題をダウンロードしたことに加え、6月の説明 会で先生方に話を伺いました。研究室の様子や環境についても知ることができる ので出席することはお勧めです。
研究室の様子や感想
一人一人机とパソコンが与えられ、スペースもゆったりしています。書 庫などもあり、勉強のための環境はすばらしく整っています。また拘束時間はそ れほど多くないので、ある程度であれば他の活動とも両立可能かと思います。
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離散数理分野
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青田裕史さん
(修士課程1回生、北海道大学理学部物理学科、離散数理研究室)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
数理パズルに大変関心を持っていて、ここの研究室に進学することで、より理解を深められると思ったからです。
入試の勉強
英語については、TOEFLの長文問題対策の本を購入して、問題を解きました。基礎科目、応用科目については、学部のときに購入した教科書を読んで、勉強しました。
入試のための情報収集
過去問を、数理工学専攻のページからダウンロードしました。
研究室の様子や感想
明るい方が多くて、先輩後輩同士の仲がとてもいいです。わからないところを質問すると、どなたも親切に教えてくれます。また、院生内で輪講に向けての勉強会が頻繁に行われていて、活気があります。
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佐々木方太さん
(修士課程1回生、関西学院大学理工学部情報科学科、離散数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部に続きこの分野を勉強したいと思えた事に加え、より刺激のある環境を求め受験をしました。
入試の勉強
関連する授業の参考書を利用し、基礎知識の復習をしました。その後、過去問を解き不足知識を補うといった作業を繰り返しました。過去問を解く上で、解答があれば効率の良い勉強ができると思います。
入試のための情報収集
研究室の先輩方に沢山の情報をいただきました。参考書を推薦していただいたり、過去問の解答を提供していただきました。研究室の話もしていただき非常に良かったと思います。
研究室の様子や感想
非常にいい雰囲気で、心温かく迎えてくださいました。受験してよかったと思える環境です。
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最適化数理分野
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金山宗高さん
(修士課程1回生、大阪府立大学工学部数理工学科卒、最適化数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代に線形計画の講義を受けて最適化に興味を持ち、深く勉強したいと思いました。しかし私の在籍していた学科には最適化の研究室が無かったため、様々な大学の研究室のHPを見たり訪問したりした結果、この研究室なら雰囲気も良くしっかり勉強出来ると感じたため本専攻の受験を決めました。
入試の勉強
まずは数理工学専攻のHPで過去問を見ました。その後実際に研究室を訪問させていただいて、先輩方に過去問の解答をいただいたり学部の授業のノートをコピーさせていただいたり勉強方法・参考書を教えていただいたりしました。勉強したのは基礎科目が線形代数・微積分・線形計画、専門科目がオペレーションズリサーチ・確率過程でした。線形と微積は教科書と演習書中心、線形計画とORと確率過程は過去問と参考書とノートを中心に勉強しました。英語は過去問を数年分やって、単語を覚え直しました。主に大学の図書館で勉強していました。
入試のための情報収集
外部生は内部生に比べて入試に関する情報が圧倒的に少なく不利だと思うので、とりあえず研究室訪問をして情報収集することをお勧めします。自分一人で勉強するより効率的です。
研究室の様子や感想
学生のみなさんはとても明るく親切です。雰囲気もよく、すぐに馴染むことができました。先生方もとても親切にしてくれます。また、留学生の方が多く、英語でコミニュケーションをとるのはとても新鮮で勉強になります。1人当たりデスクトップとノートの2台のパソコンが割り当てられていて、個人のデスクもあり、勉強するにはとても環境が整っています。皆非常に勉強熱心です。
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上田健詞さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、最適化数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部の頃に受けた最適化の講義に興味を持ったため、本専攻を受験しました。
入試の勉強
英語は単語帳と過去問を中心に勉強しました。基礎科目や専門科目はOR系と制御系の科目を中心に講義ノートを見直し、過去問を解きました。また、保険として線形代数や応用数学などの過去問を解きました。友人と勉強会を行うと、理解も深まるのでいいと思います。
入試のための情報収集
Web上に過去問があるので、それをダウンロードしてきました。
研究室の様子や感想
研究室の雰囲気はとても良く、研究設備が非常に整っています。わからないところを質問すると、皆さん親切丁寧に教えてくれます。
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応用数理モデル連携分野
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衛涛さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、応用数理モデル連携分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部3回生のときシステム工学実験という授業があり、ORや制御の勉強をしました。そこで数理工学の基本的な理論を習いましたがもっと数理手法などを詳しく勉強したいと思いました。さらに、その理論を勉強するだけではなくどのように実生活に応用しているのかにも非常に興味ありましたので、今の研究室を選びました。
入試の勉強
入試問題は6つのテーマから2つだけ選んで解くものですが、早い段階から2つのテーマを絞りました。まずは学部の時に受けた授業で使った教科書や参考書を読み直したのち、過去問を中心にやりました。英語は少なくとも準一級レベルの単語力が必要です。
入試のための情報収集
ウェブページを時々チェックしました。
研究室の様子や感想
僕の場合は自分の研究室がありませんので、システム論分野のみなさんと一緒に勉強しています。皆さんすごく優しくアットホームな雰囲気で居心地がとてもいいです。ゼミは週1回のものが2個、月1回のものが1個、そして週1回研究会があります。新しいことばっかりですが、非常に興味がある研究ですのでがんばります!
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制御システム論分野
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山崎寛幸さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代に数理的なものの考え方に興味がわきました。そこで数理工学専攻への進学を考えました。
入試の勉強
6月ぐらいから学部の講議ノートを用いて復習を始め、その後は過去問を繰り返し解きました。また、他の研究室の友人と勉強会を開くなどしていました。
入試のための情報収集
6月に行われた説明会に出席しました。あとは研究室の先輩方から試験の雰囲気などについて話を聞きました。
研究室の様子や感想
毎週のゼミ、研究会は緊張感をもって行われますが、基本的に自由な雰囲気で学生間の仲が良いように思います。また、先生方は研究にも指導にも大変熱心です。
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物理統計学分野
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西村麻衣子さん
(修士課程1回生:大阪府立大学工学部数理工学科、物理統計学分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
数理工学専攻の説明会に参加し、研究室紹介を聞いて興味を持ったからです。学部のときに興味を持っていたネットワークについて研究しているという話が切っ掛けになりました。
入試の勉強
説明会のあとの研究室訪問のときにいただいた過去問を勉強しました。ホームページにアップされているものには解答がないのですが、研究室には先輩方から受け継ぐ?解答があるようです。私は、基礎は力学と線形計画、専門はオペリサと統計物理を選択しました。線形計画は独学でもけっこう短時間で勉強できるので選択することをおすすめします!
研究室の様子や感想
研究に必要なものは使いこなせないほどたくさんあります!先生方や研究室の人もとても親切に指導してくれます!同じ研究室でも研究内容が人によってバラバラなので研究会の時など刺激を受けることが多いです!
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力学系理論分野
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多羅間大輔さん
(修士課程1回生、京都大学工学部物理工学科(原子核工学教室)、力学系理論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
大学入学当初から、数学、殊に幾何学に強い関心がありました。それと同時に、数学を通して、物理学をはじめ、諸学問を見晴るかす視座を獲得することの必要性を感じてきました。学部四回生時は、素粒子論の研究室にいましたが、理論物理だけでは飽き足らない気持ちがありました。数理では、そのような私の問題意識を生かして、学習研究することが可能と思い受験しました。
入試の勉強
数学の勉強をしました。微分積分、線型代数、(一変数)複素解析、常微分方程式を丁寧に復習しました。また、他の分野の勉強もしておくことは、悪くないと思います。
入試のための情報収集
過去問は五年分くらい解きました。困ったときは、一緒に受験する友人たちと、お互いに相談しました。受験の前に、一度は志望する研究室を訪問されることをお勧めします。
研究室の様子や感想
学生の自主性に配慮のある研究室だと感じました。力学や数学(特に幾何学)に興味があって、自分なりの問題意識のある方にはお勧めの研究室です。ぜひ一緒に勉強しましょう!
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中田 悟
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科数理工学コース、力学系理論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部の研究室配属のときに、現在の研究室を選び、そのまま数理工学専攻を受験しました。現在の研究室を選んだ動機は、(1)物理の面白さが分からなかった(不得意だった)ので、面白さを分かろうと少し物理が絡むところを選んだ (2)先生方が個性的だったから。
入試の勉強
過去問を解くのみ。
入試のための情報収集
専攻のWebサイトに、過去問が置いてあるのでそれをDL。
研究室の様子や感想
学生と先生の距離が近いと思う。
拘束が少ないので、自分の興味ある分野に没頭することも出来ます。私と違い、研究室の他のメンバーは、自らを厳しく律することが可能な人間が多い気がします。拘束がないと堕落する人には向かないと思います。 酒好きが多いです。
Last-modified: 2021-03-04 (木) 02:21:19 (1147d)