在校生・卒業生の声

数理解析分野

羅宇さん
(修士課程1回生、西北工業大学応用数学科卒、数理解析分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部からずっと応用数学の研究が好きだったので、京都大学に留学することを決めたときに数理工学専攻に入るのは一番いい選択だと思いました。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    私は入試の前に研究生として半年間過ごし、その間に研究室の先生と先輩たちからいろいろ情報を集めました。専攻のサーバで過去問をダウンロードしました。難しい問題で困った時は、先輩たちが優しく指導やアドバイスをしてくれました。当時のB4の学生たちもいろいろ助けてくれることが多かったです。特に入試のためには、数学に限らず、ORや線形計画などの関連する他の分野も勉強しておいたほうがよいという有益な情報も教えてくれました。とても感謝しています。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    例外型直交多項式について、零点やロンスキアンなどの周辺を研究しています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    研究室について一番印象的なところは自由さです。毎週のゼミさえ参加すれば、他の時間は完全に自分でコントロールできます。そして、部屋も広くて、周りの人も優しいです。上下関係などはほとんど感じません。
     

山之内宏彰さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、数理解析分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    数学と計算機の知識を活かせる分野と感じたため受験しました。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    入試に関しては、得意な分野について重点的に勉強を行いました。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    行列に関連する研究を行っています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    高性能な計算機を自由に利用でき、研究を不自由なく行えます。個々人のスペースも十分に割り振られており、快適に研究に専念できます。
     

離散数理分野

何飛さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、離散数理分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    もともと数学が大好きで、現実の問題に数学の魅力を発揮させたいというのが動機でした。さらに、数学のロジックに興味を持っているので、ロジック性の強い離散数学を受験しました。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    ホームページの過去問と学部の時のノートを中心に復習しました。特に専門科目の勉強で、アルゴリズムの表記に工夫をしました。自分の理解したことを辻褄よく書き下すためのいいトレーニングでした。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    高速列挙アルゴリズムの研究をやっています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    研究室に入る前はこれほど真面目に研究をするとは思わなかったですね。実験やディスカッションが楽しくて、まるで研究者のように勉強して、社会人になる前に学生生活を満喫できるところです。
     

相孝佳さん
(修士課程1回生、京都大学理学部理学科卒、離散数理分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部生の時に幾つか情報系の講義をうけ、グラフ理論やアルゴリズム論などを学んだのですが、その内容が社会に役立てられそうで、かつ面白いと思ったからです。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    出身が理学部の数学系ということもあり、離散数理分野志望ですが情報の科目よりも数学の科目を多く選択しました。具体的には基礎科目は基礎数学1と2(微積分と線形代数)、専門科目は応用数学とグラフ理論です。勉強は、過去問を解くことが中心でした。その他、アルゴリズム基礎や線形計画、力学系数学が他大学院の受験で必要だったため勉強はしていましたが、選択はより確実なものを選ぶようにしました。グラフ理論以外は普段から馴染んでいたのですが、グラフ理論は学部の時の講義ノートを見直しました。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    グラフ理論に関する研究です。特に平面上の描画の交差数に関するものです。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    良かったことは、備品や研究室が整備されている点と、論文の検索ができる点です。
     

最適化数理分野

山口貴大さん
(修士課程1回生、東京工業大学工学部機械宇宙学科卒、最適化数理分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    もともと機械工学を学びたいと考えて,工学部機械宇宙学科に所属しましたが授業の中で数理最適化や統計といった数理分野を学んでいるうちに,その面白さを知りより深く学んでみたいと思ったため,数理最適化分野を受験しました.
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    勉強は出願をしてから始めました.ネット上に数年分の過去問があるので,それを見ながらどのような分野が出題されるかを確認して勉強をしました.基本的には過去問を解いて、もうわからないというところになったら自分でわからない部分を調べて解答を作りその時にでてきた疑問点を教科書などを参照しながら潰していくという方法で進めていきました。また、ほとんどの科目において,線形代数が深く関わっていると考えたので線形代数に関しては、つぶしが効くよう試験の勉強と別途に教科書を読み込んで勉強しました.
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    現在は、機械学習に関連する最適化手法に興味があるのでよく用いられるアルゴリズムである確率的勾配法に関する研究と、機械学習全般に関する知識をつけるための勉強を行っています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    外部受験であったので、初めは新しい研究室に馴染めるか心配でしたが先生方もとても気さくに接してくださりますし、日々を共に過ごす研究室のメンバーも優しい先輩方と同期、それに良き後輩達に恵まれて、周りの人たちにとても感謝しています。
     

池上哲矢さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、最適化数理分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部生のときに当分野に配属され, 大学院でも引き続き最適化を学びたいと思い受験しました. 数理工学は現実社会において非常に応用の効く分野なので, そこも魅力を感じました.
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    入試を意識し始めたのは学部の4回生の4月頃でした. 入試の対策としては, 学部の講義の復習と過去問を中心に行いました. 選択問題は, 複数の科目に対応できるように勉強したほうが良いと思います.
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    半正定値計画問題に対する解法の研究
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    研究室は個人のデスクが与えられ, 集中できる環境が整っています. 分からない問題に対しては, 学生たちで話し合って解決することもあります. また, 先生方が丁寧に対応されるので, 研究に向いた環境だと思います.
     

制御システム論分野

塚本潤さん
(修士課程1回生、神戸大学工学部情報知能工学科卒、制御システム論分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部で専攻していた制御工学を,実際に実機で試してみたいと思い,理論・実験共に取り組める研究室がある数理工学専攻を受験しようと思いました.研究室訪問の際に,研究室の雰囲気がよかったと感じたことも一つの動機です.
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    6月ごろに行われた専攻説明会に出席し研究室を訪問した際に,試験について色々アドバイスしていただきました.それらを参考にして,過去問を中心に勉強をしました.
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    協調型映像投影システムによる投影色補正技法に関する研究.制御工学のほかにも,画像処理や最適化数学などいろいろな分野を幅広く勉強しています.
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    コアタイムは研究会や報告会,ゼミのみで,それ以外は比較的自分で自由に時間を決めることができます.研究会では,基本毎週二人ずつ自身の研究や,関連する論文の紹介を行います.同じ研究室に所属していても扱っている研究内容は人それぞれであるので,新しい発見の機会になります.報告会では,各人5分を目処に,自身の研究やその方向性などの報告を行います.短い時間で簡潔に報告するスキルが鍛えられ,先生からだけでなく,学生からも納得がいくまでいろいろなアドバイスを頂ける場となります.ゼミにおいても取り扱う内容は,関数解析や回路理論,熱力学といった制御工学のみに拘らず,多種多様な分野について学ぶことができます.
     
    また,自身の研究についての話しを聞いてもらったり,ゼミでのわからない箇所を相談したり等,学生間でのディスカッションが非常に多く,日々刺激のある研究室だと思います.
     

山裕斗さん
(修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部時代に唯一興味が持ててかつ現実世界の問題に応用しやすいと感じたのが制御工学でした.よって,それらを理論から突き詰めたく,数理工学専攻を志望しました.
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    制御システム論分野所属の先輩方から過去問を頂き,それらを何度も解き直しました.わからないところはもちろん,自分の解答に不備がないか識者の方々にしつこく聞きました.
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    非線形の微分方程式に従って時間発展する系の状態推定および予測を素早く行うための推定器の設計を行っています.
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    研究室の雰囲気はすこぶる良いと思われます.とりとめのない雑談からアカデミックな問題に関する議論まで,学生の間で連日繰り広げられています.
     
    また,他大学や他学部といった,いわゆる外部から来た学生でも問題なく馴染めるというのも利点だと思われます.外部進学者向けにゼミが開催されるといったフォローも行われます.
     

物理統計学分野

岩田卓也さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、物理統計学分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部3回生までの授業の中で、特に数学を扱った統計、データ解析の分野に興味を持ったから。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    4回生の時点で希望の研究室に配属されたため、研究室の先輩から過去問などをいただいて勉強しました。微分積分学や線形代数などは1回生のころに使っていた教科書を読み直したりしました。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    現在はGPS衛星から得られる時系列データを解析し、上空に広がる電離圏と呼ばれる層の変化と地上での地震発生との関係性について調べています。また、個人的な勉強として、統計的学習理論(機械学習)の勉強にも力を入れています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    研究室の学生部屋は学部4回生から修士2回生までが同じ部屋で、他の学生とも距離が近いため、研究の話をしたり、雑談をしたりして、リラックスしながら勉強できる環境です。先生方もとても親切で、聞きたいことがあればいつでもお話しを聞きに行くことができます。
     

新谷健さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、物理統計学分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    数学や物理を用いて、社会の大局的な現象のモデル化することや、その最適化などに興味があったからです。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    基礎科目や専門科目は、4年生の時に配属された研究室の先輩に過去問をいただき、それを元に勉強をしました。英語に関しては、TOEICの勉強にも時間を費やしました。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    可解カオス力学系の解析や、データ点が冪分布に従う時系列のモデル化などを研究として行っており、個人的に機械学習などの分野も勉強しています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    物理統計学研究室では、まず自分のやりたい研究を優先してもらえるところが良いです。自由度も高いですが、その分自分で選択した研究だということで、やる気にもなりますし、よかったと思います。また、個人的な勉強会などを、数理工学専攻の他の研究室の友達も呼んで一緒に行ったりできるところも、良かった点だと思います。
     

力学系数理分野

山中祥五さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、力学系数理分野)

  • 数理工学専攻を受験しようと思った動機
     
    学部生のときにこの研究室を選び、大学院でもこの研究室で研究したいと思いました。数理工学専攻の他の研究室でも興味がある研究が多かったため、大学院での授業も自分に合っていると考え、受験しました。
     
  • 入試の勉強や情報収集
     
    友達と勉強会を開いていました。ホームページにある過去問は一通り解いたと思います。
     
  • 現在やっている研究・勉強
     
    力学系の可積分判定について研究しています。微分方程式が解けるということの定義や解けるかどうかを調べることは100年以上前からある研究なのですが、1980年代から2000年代の間に大きな進歩がありました。それらは主にハミルトン系の可積分判定に関する結果でしたが、私は一般的な微分方程式の可積分性判定へ拡張することを考えています。
     
  • 研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
     
    比較的自由に好きな研究をすることが出来ます。研究室にはパソコンやプリンターなど研究に必要なものがそろっています。所属している研究室の書庫は蔵書数が非常に多く便利です。
     


Last-modified: 2016-02-19 (金) 15:09:11 (431d)