在校生・卒業生の声

鈴木 政喜さん

2013年離散数理分野、修士課程修了

 
  • 現在の職場
     
    KDDI株式会社
     
  • 現在やっていること
     
    私は現在、企業のお客様を相手にネットワークの構築と設計を行っています。 お客様の要件をヒアリングし、 要件を満たす適切なネットワークを提供するために自身がネットワークの提案設計構築をします。 パートナー企業と連携して提供する場合はそのための調整業務を行っています。
     
  • 数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
     
    ネットワークを構成しているルーターは、 パケットに適切な経路を与えるために自身を始点として任意の終点への最短路を求める必要があります。 それを実現するアルゴリズムは、 研究室時代に学んだ分野に属するものであり、 業務での専門分野の理解の手助けとなっています。
     
  • その他
     
    伝える力は社会人になってからも求められます。 学術というフィールドほど伝達に正確さと分かりやすさが求められる場所はないと感じます。 研究室生活はその点で高度な力が求められ大変だとは思いますが、 厳しい環境で伝達力を磨いておけば必ず将来役に立つと思います。
     

門元 崇 さん

2013年最適化数理分野、修士課程修了

 
  • 現在の職場
     
    株式会社コーエーテクモゲームス ネットワーク事業部
     
  • 現在やっていること
     
    ゲームプログラマーとして、 MMORPGの機能実装やデバッグ、 リリース後の不具合修正などを行っています。 企画担当の方々が提案した仕様を出来る限り望ましい形で実装し、 リリース後は実際にゲームを遊んで頂いているユーザーの皆さんの反応やご意見を見て、 おかしな挙動の報告などがあれば、 サーバメンテナンスやパッチ配布によってプログラムの修正を行います。 オンラインゲームは クライアント - サーバ 間の通信を頻繁に行う必要があるため、 プレイヤーの皆さんに通信のストレスを感じさせないように、 また皆さんが接続しているサーバを万が一にでも落としたりしないように、 常に安定性を意識した実装を心がける必要があり、責任は重大です。
     
  • 数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
     
    数理工学で学んだことが、直接活かされる分野ではありません。 しかし、理想とするゲームの形を実現するために、 どういった道筋を立てて実装を行うのかなど、 大学・大学院時代での経験が業務において力になっていると感じることは多々あります。
     
  • その他
     
    数理工学専攻出身としては珍しい分野に進んだ私ですが、 自分のやりたい道を頑に選んだだけに、 楽しんで業務に取り組むことが出来ています。 しかしその一方で、会社のしがらみに囚われて思うように活躍の機会を得られない、 と感じることもあります。 人が社会で活躍する機会を得られるか否かは、 その人の『結果を出す能力』によって大きく左右されると思います。 この能力は、例えば業務に関する具体的な技術であったり、人との協調性であったり、 広い分野への見識であったり、様々な経験に起因します。 『狭く深く』でも『浅く広く』でも構わないので、 何か夢中になれることを見つけ、 それを常に勉強する姿勢を忘れずにいると、活躍の機会は自ずと増えて来る。 私自身も常に心に刻んでおかなければ、と思っていることですが、 学生の皆さんもこのことを日々意識して、勉強を続けて欲しいと思います。
     

沖村 祐亮さん

2010年制御システム論分野、修士課程修了

 
  • 現在の職場
     
    川崎重工業技術開発本部システム技術開発センター
     
  • 現在やっていること
     
    当社製品の制御系を含めたシミュレーションに関わっています。 具体的には、 鉄道車両・船舶海洋機器・宇宙機器・四輪車といった移動体の動力学解析を行い、 設計検討段階における運動性能予測や制御システム構築を行う業務に携わっています。 対象のモデル化、制御系の立案、要求を満た す構成の調査、などを総合的に行います。
     
  • 数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
     
    他の方と比べると、学生時代に学んだ事柄に近い分野を仕事にできていると思います。 システムの推定・同定/ロバスト制御/最適制御、などの 知識は今でも必要です。 また、専門にしていた制御理論は勿論ですが、 力学系理論、最適化、計算機科学といった数理工学で学んだ周辺知識は、 現在の基礎として大きく役立っています。 特に、制御対象のモデル化を行う段階が重要であり、 いかに複雑な現象のツボを押さえて必要十分なモデル化をするかが問われます。 このような部分で、 機械/電気/情報/金融といった様々な分野で通用する汎用的なモデル化技術を学べる点は数理工学専攻の強みであると私は思っています。
     
  • その他
     
    社会人になって改めて感じることは、 学生の頃は環境や時間に恵まれていたということです。 例えば、努力すれば好奇心の赴くままに好きな分野を学べますし、 文献ひとつを探すときでも手軽かつ自由に調べられます。 ですので、学生の方には非常に恵まれているという自覚をもって、 有意義に過ごすべきだと思います。 研究に悩みながらも深く考えて取り組むことや、 仲間と共に過ごすことは一生の財産になります。
     

中本武志さん

2004年物理統計学分野、修士課程修了

 
  • 現在の職場
     
    株式会社ナビタイムジャパン
     
  • 現在やっていること
     
    地図に関連するデータを扱うチームに在籍しています。 その中で、地図制御ライブラリの開発や地図データ配信システムの開発を行っています。
     
  • 数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
     
    直接の関わりはまだありません。 しかし、数理で出会った考え方は、サービス/システムを開発する際の自分の基礎になっています。 自分の業務にも応用できるものは取り入れていこうと考えています。
     
  • その他
     
    数理工学で扱うテーマはとても幅広いです。 学内学外問わずいろんな分野の話を聞くようにすると刺激のある時間が過ごせると思います。 様々な考え方に触れることで、自分の考え方も影響を受け変化していきます。 これまでで一番多くの情報を吸収しながら、 一番インパクトのある成果を達成できるようがんばってください。
     

山岡英孝さん

2005年,力学系理論分野,博士課程修了

 
  • 現在の職場
     
    金沢工業大学 数理工教育研究センター
     
  • 現在やっていること
     
    学生への教育がメインのセンターに所属しており, 数学や物理の基礎科目の講義を行うことはもちろん, 基礎科目や専門科目の授業での疑問や課外活動における数理の相談などにも随時対応しています. また,そのような教育活動の改善などを通して, 教育に関する研究を行っております. 一方で,時間を見つけて,数理物理に関する専門研究も続けています.
     
  • 数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
     
    限られた授業コマ数の中で, 将来に必要となる数理の基礎教育を実現するためには, 数学や物理の垣根を越えた新しい枠組みが必要です. さらに,基礎教育は,様々な学部や専門分野への応用も視野に入れる必要があります. このような教育現場に立つことになり,数理工学専攻での授業や研究活動の中で, 様々な分野の話を聞くことのできた経験が非常に役立っています. また,現所属では,学生の質問には随時対応しており, ロボカップやソーラーカー開発などの課外活動で生じた疑問などは, 専門分野を超えた柔軟な視点が必要です. このような場面でも,数理工学で育った経験が役立っていると,日々実感しています.
     
  • 在校生,そして,数理工学専攻に興味を持つ学生へ
     
    在学中は,純粋な数学だけでなく, それを物理や工学へ適用する考え方をたくさん見聞きすることができました. 社会人になってから,新しいことをたくさん身につける時間はありません. 在学中に経験できる場面の一つ一つを大切にしてほしいと思います. そのような魅力ある情報学研究科の数理工学専攻です. 社会へ出る前のひと時を, 様々な見聞を広げることのできる数理工学専攻で過ごしてみませんか?
     


Last-modified: 2014-03-20 (木) 12:17:18 (1163d)