卒業生の声/2017年度(平成29年度)
Top
/
卒業生の声
/ 2017年度(平成29年度)
LINKS
LIST
SEARCH
日本語
English
組織
ごあいさつ
数理工学コースの概要
教員リスト
教員募集
研究室
数理解析
離散数理
最適化数理
制御システム論
物理統計学
力学系数理
数理ファイナンス
(協力講座)
応用数理モデル
(連携ユニット)
教育
アドミッションポリシー
授業科目
集中講義
就職担当
就職先一覧
入試情報
数理工学コース説明会
過去問題とサンプル問題
FAQ
在校生・卒業生の声
入学者データ
活動
研究成果一覧
公開スライド
数理工学特別セミナー
内部情報(学内限定)
学生への連絡事項
編集者専用
Today : 1
Total : 3060
(since Apr. 2012)
LINKS
在校生・卒業生の声
何飛さん
2017年離散数理分野、修士課程修了
露口大介さん
2016年最適化数理分野、修士課程修了
岡部有真さん
2017年制御システム論分野、修士課程修了
岩崎淳さん
2017年物理統計学分野、博士課程修了
中田悟さん
2009年力学系理論分野(現力学系数理分野)、修士課程修了
何飛さん
†
↑
2017年離散数理分野、修士課程修了
†
現在の職場
ヤフー株式会社
現在やっていること
インターネット広告でのデーター分析。具体的に、広告のクリック数で広告主へ広告費を課金するクリック課金型広告において、クリックから購買行為へどれだけ繋がりやすいかは、広告の掲載面によって異なります。この「繋がりやすさ」という素性を過去のデーターから抽出し、さらにこの素性を使って広告主への課金額を調整します。このことによって広告主へより合理的な広告費を請求することができます。
数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
科学的なアプローチ。修論の研究でも今の仕事でも、学校の試験と違って、答えがないまま探索して行くのです。いくつかの仮説を立てて検証し、途中でうまくいかなかったらまた前のステップに戻って他の可能性を探るというのを毎日繰り返します。そのうち、タスクの本来の目的を見失ったり、期限が迫ってきて主観的な結論をつけたりしがちですが、大学研究の経験のおかげで失敗を怖がらず、冷静に、客観的に分析することができました。
また、学術的な表現力。エンジニアの世界ではほとんどの仕事はチームワークで、スライドで提案をシェアしたり、意見を論理的に述べたりすることがすごく大事です。まるで研究室のゼミみたいですね。
その他
情報技術は常に更新されつつ、勉強する習慣を身につけましょう。興味のあることや気になることについて自ら勉強することが大変良いと思います。会社に入って「特にこれについて詳しい」と言えると自分の得意分野の仕事が任されるし、先輩たちに認められます。さらに、社会人になると自由な時間がすごく少なくなるので今のうちに色々やってみることをお勧めします。
↑
露口大介さん
†
↑
2016年最適化数理分野、修士課程修了
†
現在の職場
和歌山県の公立高校
現在やっていること
上記の職場で教諭として勤務しています。教科は数学を担当しており、今年度は1年生の担任をしています。普段の業務は、担当するクラスの授業を中心として、担任業務や、高3生の進路指導に関する仕事、バスケットボール部の顧問など様々な業務にあたっています。
数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
大学院で学んだことを授業で教材として扱うことがあります。もちろんそれほど高い専門性は必要ありませんが、数学が社会で役立っているという有用性を感じさせるいい題材であると感じています。また、勤務する高校では課題探求の授業が設置されているため、高校生がテーマを決めて研究を行います。私はその研究指導にあたっていますが、大学院で研究のプロセスを学んだことはその指導に活きていると思います。将来的には、私が学生時代に研究した分野を生徒に研究してもらえればと考えています。
その他
本専攻から高校の教師になりたいという方は稀だと思いますが、案外学んだことが仕事で活きていると感じることは多いです。他の専攻でもよかったのかもしれませんが、私は数学が社会でどう役に立つか知っている教師になりたいと考えていたので、本専攻を志望しました。現在教師という職に就いてみて、その目的は果たせているように感じています。今後も数理工学を学び続けて、生徒が数理工学に深く興味を持つきっかけになれたらと思っています。
↑
岡部有真さん
†
↑
2017年制御システム論分野、修士課程修了
†
現在の職場
島津製作所
現在やっていること
分析機器(液体クロマトグラフ, ガスクロマトグラフなど)を操作するために必要なアプリケーションの開発保守を行なっております。
数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
研究室在籍時はシステム同定の研究をしておりました。システム同定はデータ解析に関する学問ですので, 分析機器で得られたデータの解析(※)にストレートに応用することができます。製品化はしておりませんが, システム同定を応用した解析手法の特許の取得を予定しております。
(※)弊社では, ある試料の分析によって得られたデータから「この試料は何か?」を求めることを「解析」とよんでいます。
その他
機械学習がもてはやされている今, 数理工学の知識は非常に強力な武器になるのではと感じております。弊社でも機械学習の知識を持った人材を中途採用したり, AIの要素技術研究を重点的に行なっていることを踏まえても数理工学の知識を持った人材は重宝されるのではないかと思います。
↑
岩崎淳さん
†
↑
2017年物理統計学分野、博士課程修了
†
現在の職場
福岡工業大学
現在やっていること
教員として勤務しており、オートマトンや離散数学などの講義を担当しています。講義以外の時間は、主に研究活動や研究室運営の諸業務を行っています。
数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
在学時は乱数を研究テーマにしていました。現在も研究職でありますので、そのテーマをより発展させてとりくんでいます。また、講義で担当している科目も研究テーマと密接にかかわっており、在学中に基礎をしっかりと学んでおいたことが役立っています。
その他
博士課程に進むことに躊躇する方もいらっしゃるかと思いますが、少なくとも研究職を目指すなら、博士課程進学が不利益になることはないと思います。特に数理工学は、(言い方は悪いかもしれませんが)つぶしのきく分野だと思います。
↑
中田悟さん
†
↑
2009年力学系理論分野(現力学系数理分野)、修士課程修了
†
現在の職場
日立製作所 ITビジネスサービス本部 経営情報システム本部
現在やっていること
システムエンジニアとして、自社及びグループ会社の事業経営・連結経営に必要なITシステムの設計開発、運用保守を行っています。特に人事系のITシステムを担当しており、人事・総務部門の方と一緒に、グループ会社のグローバル人財マネジメント施策を支えています。
数理工学で学んだことと現在の仕事との関わりなど
直接的に業務で使う機会はほぼありません。しかし数理工学は他の工学分野の基盤であるため、間接的には様々な仕事に活きています。新たに出てくる技術・技法にも拒否反応無く対応できる素養が身に付けられたと考えています。
その他
私が携わっているIT技術にしても、他のビジネスや、国際状況にしても、5年・10年先の将来を見通すのが難しい、変化が激しい時代になっています。そんな時代でも、数理工学で身につく知見は将来必ず役に立ちます。数理工学に軸足を置き、変化を恐れずに様々なことに挑戦してください。
Last-modified: 2021-03-04 (木) 02:21:22 (1008d)