集中講義

◆令和2年度 大学院集中講義 金融工学

日程
令和2年9月3日(木)、4日(金)
担当者
野崎真利、瀬古 進(三菱UFJトラスト投資工学研究所)
講義室
総合研究8号館講義室3 両日とも10:30開始
概要と目的
経済・経営における金融現象に関わる問題を数理工学的な立場から理解し,解決法を考察する「金融工学」について,金融関係の実務を知る講義担当者の視点から講述する.
前半の講義では金融工学の基礎として債券のプライシング、ポートフォリオ理論について説明する。後半では主に証券分析実務の基礎として財務諸表分析、資産価値評価モデルを概観し、その後、リスク量計測手法やデリバティブ評価方法について解説を行う.
  • 機.廛薀ぅ轡鵐阿隆霑辰肇檗璽肇侫リオ理論 9月3日(木)
    • 1.現在価値と債券のプライシング
      • ・現在価値と債券価値の基礎
      • ・金利の期間構造
      • ・信用リスクと債券価格
    • 2.ポートフォリオ理論
      • ・平均・分散モデル
      • ・CAPM
      • ・アセットアロケーション
  • 供〇饂魂礎佑良床舛肇螢好量計測手法・デリバティブ評価 9月4日(金)
    • 3.財務諸表分析と資産価値の評価
      • ・財務諸表分析の基礎
      • ・企業の株式価値評価
    • 4.リスク量計測手法とデリバティブ評価
      • ・金融機関が抱える各種のリスク
      • ・リスク量の評価
      • ・デリバティブの評価
  • 【必要環境】 ノートPC(Windows 7以上, Microsoft Office 2010以上 (Excel必須)) Macの場合, Excel for Macをインストールし, かつ「分析ツール」と「ソルバー」が実行可能な環境となるよう事前準備をお願いします.
  • 【参加人数】 30名まで|
  • 【単位終了判定|】 講義内容に対するレポート提出

◆令和2年度 大学院集中講義 応用数理工学特論 A

日程
令和2年9月14日(月)、15日(火)、いずれも13-18時
担当者
黒田 正博 (ゴレタネットワーク株式会社代表取締役)
講義室
総合研究8号館講義室3
概要と目的
数理工学の分野でも、科学的成果が現代の工学としてグローバルな実世界にいかに応用されているかという視点でみれば、実際の現場にある技術やサービスとの連携による優位性がなければ利用者に受け入れられない。Google社は、2003年に古くて新しい基本技術を用いて、グローバルビジネスのニーズを見据えてスタートしました。現場で使われる基本技術と社会のニーズを取り込んで、数理工学を適用する分野でのブレークスルーを試みる環境ができています。GoogleやAppleに代表されるグローバル企業のビジネスの根幹を垣間見るとともに、新たな領域への発展が期待される具体的なサービス/システムの紹介を通じて、科学的成果を応用するにあたっての1つの方法論を理解することを目的とする。
到達目標
グローバルビジネスを考える場合、国際標準やデファクト標準が大きな意味を持つ。グローバル企業がこれら標準をどのように生かしてきたか、根幹技術をどのように位置づけたかを理解する。そして、これからのグローバルビジネス分野の1つである医療・健康に関して、諸課題解決をテーマに最先端の情報通信・センシング技術を積極的に活用していくにあたって何が必要か、どのような壁があるのかといった点を深堀りする。これにより、受講者自らの立ち位置を得る方法論的ヒントを獲得することを目標とする。
授業計画と内容
  • I.グローバルビジネスの根幹技術概説(第1日目)9月14日(月)午後1-6時
    Google、AppleやIntelなどに代表されるグローバル企業のビジネスの根幹部となっている技術はどのようなものか、どのように扱っているかをComputer Scienceの視点で簡潔に説明するとともに、国際標準・デファクト標準をどのように扱ってグローバル化を進めたかの事業化シナリオを理解する。昨今の日本では、今後のビジネスとして高齢化社会を見据えた医療・健康・未病ビジネスが急速に立ち上がってきているが、先端技術を取り入れた医療・健康ビジネス成立には時間がかかっている。この本質を概説するとともに、今年初めから世界に広がっている新型コロナウィルスが、この流れにどのように大きく影響していくのかについても、人工呼吸器などの高度管理医療機器の国際標準・デファクト標準の視点から概観する。
  • II.Quantified-self Healthcareと数理工学の応用 (第2日目) 9月15日(火)午後1-6時
    一般的に、新たな技術や数理モデルが社会に受け入れられるには時間がかかるが、ひとたび、そのわかりやすい有用性が示されれば、即座に社会に広がる。幼児から成人に至るQuantified Self分析と応用もその1つである。モバイルネットワーク、短距離無線ネットワーク、それに生体/行動データを非侵襲に取り出すセンシングの視点から、ビッグデータを扱うAI分析を含めた研究を議論し、数理工学応用の大局的な理解を深める。ヘルスケアや検疫といった医療健康関連用語の意味が国内と海外で異なる事を理解した上で、様々な生体データの非侵襲分析と短距離無線ネットワークの実際と、そのネットワークを用いた生体モニタリングなどを紹介し、将来のQuantified-self Healthcareを目指す数理工学モデリングの応用可能性を議論する。
  • 【履修要件】 特になし
  • 【成績評価の方法・観点及び達成度】 講義内容に関連するクイズへの解答と、講義フレームワークになっている下記イメ ージ図のどこかのビジネスモデルに焦点を当てた課題解決レポート提出により評価する。 (イメージ図略。)
  • 【教科書】
    • 特になし
  • 【参考図書等】
    • ・アンダース ハンセン、BRAIN 一流の頭脳, 2018
  • 【授業外学習(予習・復習)等】 「予習」としては、可能な限り上記の参考書に事前に目を通しておいてください。また「復習」としては、講義中に出題した課題について解答例を示しますので、その解答例の意味するところを理解してください。

◆令和2年度 大学院集中講義 応用数理工学特論B

日 時
9月23日(水) 9:30〜16:15、24日(木)9:30〜16:15
担当者
野中 洋一、高橋 由泰(日立製作所 研究開発グループ)
講義室
工学部総合校舎213講義室
概 要
企業研究者が、システムの計画・評価や運用に不可欠な数理モデルの構築論を、実際の企業研究での体験にもとづき講義する。応用例としては、ITシステム、特にストレージシステムの性能評価のためのモデリング論を教授するとともに、社会基盤(特に、鉄道、水道、電力、通信といったライフライン)分野を具体的な対象としてモデリング手法の活用動向を解説する。

  • 機ITシステム分野のモデリング
    • ・ 生産システムのための数理モデルの構築論
    • ・ サプライチェーンにおけるモデリング論
    • ・ 製造実行システムにおけるモデリング論
  • 供ー匆餞霹彿野のモデリング
    • 1. 鉄道サービスにおけるモデリングと最適化
    • 2. 水道サービスにおけるモデリングと最適化
    • 3. スマートシティにおいて求められるモデリングと最適化

  • 【参加人数】30名まで
  • 【単位終了判定】数理モデリングとその応用に関する知識や技能が獲得されたことを、出 席状況(20%)及びレポート(80%)で評価する。


Last-modified: 2020-09-25 (金) 18:16:12 (24d)