*ごあいさつ [#a20ecc73] **2021年度数理工学専攻 専攻長 永持 仁 [#j3060d7b] &br; #ref(nagamochi_photo2.jpg,around,20%,nowrap); &br; &size(23){数}; 理工学専攻のホームページにようこそ.令和3年度の数理工学専攻長を務めます永持です. 数理工学という専門分野名は,1959年4月,京都大学工学部に数理工学科が創設されたときに生み出されました.応用数学,応用力学および応用物理学に関する基礎知識を基盤とし,制御工学,計算機工学,計画工学,システム工学などの総合的工学を取り入れた分野を広く横断する学問という位置づけでした.この9年後に工学部情報工学科が創設され,学部においては,数理工学科と情報工学科は1995年に工学部情報学科として統合され,それぞれ現在,数理工学コース,計算機科学コースに対応しています.大学院としては,1998年には大学院情報学研究科が創設され,そのうちの六専攻の一つとして数理工学専攻が誕生しました. 現在,人工知能 (AI)が広く世間の注目を浴び,情報学,情報科学というキーワードは 誰しもがご存知と思います.数理工学においてもデータや信号の処理,コンピュータの利用の観点からは情報工学と共通する考え方や方法を多用しますが,数理工学の大きな特徴は,数学や物理における定理・法則の発見や応用などの原理的,基礎的な視点での研究から,解法アルゴリズム,制御方法などの数理的応用技術の設計・開発,さらには,技術を複合的に統合した新しいシステムの創成まで,単に分野を水平方向に横断するだけなく,基礎原理からシステム設計までの縦方向の研究が行えることです.例えば,私の研究室では,新規物質の分子構造をコンピュータで自動設計することを目標に,機械学習のニューラルネットワーク,数理計画の整数計画法,計算科学の高速列挙アルゴリズムをそれぞれモジュールとするシステムを開発しています.数理工学専攻の各研究室のさらに興味深い研究についてはそれぞれのホームページをご覧ください. これまで,数理工学は,計算機性能の向上,通信技術の革新に伴い,常に最先端の情報数理システムの基盤理論を支えてきています.今後も,世の中の技術革新が進む中,また,パンデミックなどによる生活様式の変化,産業の需要構造の変化などに対しても,数理工学は基礎から応用まで時代を支える新たな手法を柔軟に創出し続けることができるでしょう.このような数理工学に興味を持たれた方はぜひ我々の門戸をたたいてみてください. &br;&br; RIGHT:令和3年度 数理工学専攻長 [[永持 仁:https://www-or.amp.i.kyoto-u.ac.jp/~nag/]] &br; RIGHT:&size(9){(ながもち ひろし)}; &br; |BGCOLOR(#006666):COLOR(#FFFFFF):&size(12){お問い合わせ先:};|&size(12){〒606-8501}; &br; &size(12){京都市左京区吉田本町 京都大学大学院情報学研究科 数理工学専攻 専攻長宛};| |~|&size(12){E-mail:};&mail(amp_senko-cho@amp.i.kyoto-u.ac.jp);| -過去のごあいさつ --[[ごあいさつ(R2年度)]] 矢ヶ崎一幸 --[[ごあいさつ(H30年度)]] 太田快人 --[[ごあいさつ(H29年度)]] 永持仁 --[[ごあいさつ(H28年度)]] 山下信雄 --[[ごあいさつ(H27年度)]] 矢ヶ崎一幸 --[[ごあいさつ(H26年度)]] 太田快人 --[[ごあいさつ(H25年度)]] 梅野健 --[[ごあいさつ(H24年度)]] 中村佳正