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[[在校生・卒業生の声]]

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*数理解析分野 [#u3035e24]


**岡来美さん &br; (修士課程1回生、京都府立大学生命環境学部卒、数理解析分野) [#d78c12d0]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~ 
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学部のときに固有値計算に関する研究を行っていたので、大学院でもその研究を続けたいと思ったからです。 
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-入試の勉強や情報収集 ~ 
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教科書を読みつつ繰り返し過去問を解きました。専攻説明会や研究室訪問、ホームページで情報収集をしました。 
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-現在やっている研究・勉強 ~ 
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固有値を求めるためのアルゴリズムの開発を行っています。既存の方程式にパラメータを導入し、固有値計算への応用を試みています。 
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~ 
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設備が整っていて過ごしやすいです。アットホームな雰囲気で、先輩方にも質問がしやすいです。個性的な方が多く、話していて面白いです。 
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**和田一紘さん &br; (修士課程1回生、京都大学理学部卒、数理解析分野) [#a39889fd]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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理学部出身の先輩に強くこの研究室を勧められことがきっかけで,一度見学に来たところ、雰囲気が良さそうだったからです。また、研究室の人全体とコミュニケーションが取れそうで,ここならうまくやっていけそうだなと感じました。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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線形代数と微積の勉強は必須です。本から同じ問題が出ることがあるので、過去問のみならず、答え付きの参考書でも問題を解くことをお勧めします。手は動かした方がいいです。内部から受験する人はグラフ理論,制御系(2つ),最適化系(2つ),の中から選ぶことが多いようです。僕は数学で受験しましたが….
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-現在やっている研究・勉強 ~
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mapleをいじったり、論文を読みつつ、先生や先輩や同期、後輩とコミュニケーションを
取りながらやりたいことをやってます。教わることの方が多いですが……
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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受け身にならずに、自分なりに、真面目にやってたら、周りの人にアホみたいなことでも質問できることです。あとから気がつくことが多いですが…. 僕が先生や先輩や同期、後
輩を呆れさせるような質問をすることはあるけど、教えてくれます。その中には自分にとっては目からうろこが落ちそうなことも含まれているので、たくさん、学ぶことが多いですね。本当に忘れることも多いですが… この研究室に来なかったら知ることのなかった
知恵がたくさんあります。(未知の問題にどう手を動かしたらいいかとか)本を読むだけじゃ気がつかなかったかなと思います。思いやりあふれた研究室のメンバーに恵まれました。
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*離散数理分野 [#m183993e]


**張帆さん &br; (修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、離散数理分野) [#bb6d38cd]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部の関連授業に興味があったから。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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入試科目の関連内容を復習しながら過去問で勉強しました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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機械学習と離散最適化に基づく新規物質設計の開発を研究テーマとして研究しています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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チームで研究して研究の考え方とやり方をちゃんと理解し勉強できました。
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**仲西直也さん &br; (修士課程1回生、同志社大学理工学部数理システム学科卒、離散数理分野) [#ed5dd26d]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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グラフ理論やアルゴリズムの勉強・研究をして現実の問題を解決したいと思ったからです。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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「アルゴリズム基礎」「線形計画」「グラフ理論」「オペレーションズリサーチ」を選択し勉強しました。僕は上記4科目以外は勉強しませんでした。大学の図書館にある本でこれら4科目に関連するものをほぼ全て確認し,過去問に関連するようなところを抜き出して勉強していました。過去問はあえて解かずに,確認するだけにして,解けそうだなって思えるまで勉強しました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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巡回セールスマン問題,グラフに関するニューラルネットワーク,化学グラフのプロジェクトに関連する論文を読み,勉強しています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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研究室の雰囲気は良く,協力し合って研究・勉強しています。
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*最適化数理分野 [#m765265f]


**一二暉生さん &br; (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、最適化数理分野) [#v5f2aec6]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部での講義を通して最適化に興味を持ったことが大きな理由です。また研究室配属時の見学において、本専攻には雰囲気が良いと感じた研究室が多いことが印象的でした。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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過去問を中心に勉強しました。研究室の同期と過去問を解いて解答を確認しあう時間を設けたことが、理解の向上と勉強へのモチベーションアップに繋がったと感じています。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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多目的最適化問題の解法に関する研究を行っています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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週にゼミが2回、研究会が1回あり、コアタイムは設けられていません。パーテーションで分けられた机が与えられるので研究室で研究に集中することもできますし、自宅でリラックスしながら取り組むことも可能です。先生方も非常に丁寧に指導してくださるので、内部生/外部生問わず不安に感じるようなことはないと思います。
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**川上篤史さん &br; (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、最適化数理分野) [#c4e5c8b1]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部で理数系の授業を受ける中で、現実の諸問題の解決や効率化を実現する数理工学とその中で重要な役割を果たしている最適化という分野に興味を持ったためです。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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どの科目を選択するかの目星をつけ、ホームページ掲載の過去問を解きました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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ポートフォリオ最適化の研究をしています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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本読みゼミや論文紹介等、基礎から応用まで幅広い知識を得る機会があります。また、研究室は24時間出入り可能で好きな時間帯に研究できる環境が備わっています。



*制御システム論分野 [#e9d1b3fd]


**竹内維吹さん &br; (修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野) [#c689c367]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部生時代に, 数理工学コースを選択しておりました. そのカリキュラムの中で制御システムに興味を持ち, その研究をしたいと思ったことから数理工学専攻を選択しました.
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-入試の勉強や情報収集 ~
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主に過去問を解くことで入試対策としました. また, 選択する可能性のある科目の講義ノートを復習しておき, 過去問で頻出されている問題以外の対策も行っていました.
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-現在やっている研究・勉強 ~
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最適制御問題に対する深層強化学習を用いたアプローチについて研究しています. 深層学習や強化学習の知識については, 大学院での機械学習の授業のほか, 研究室にも蔵書が多くあり, 知識のインプット環境としては充実していると思います. 機械学習をテーマに組み込んでいる他の学生とのディスカッションでアウトプットできたことも有意義でした.
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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研究室のメンバーはとても仲が良く, 飲み会や鍋などの自炊パーティをしたり, 旅行にも行ったりしました. 2020年からはリモートでの飲み会もよくしています. また制御システム論研究室では, 研究の他にも「発表」の指導も熱心にしてくださり, 「人に物を伝える」能力を培えたことに満足しています.
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**伊藤海斗さん &br; (博士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野) [#m1469e31]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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さまざまな現象・工学的問題など、一見異なる対象を数理の枠組みに落とし込むことで、共通の道具により理解・解析ができるという数理工学の魅力に惹かれました。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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公開されている過去問をいくつか科目を絞り、反復して解きました。解けない問題は同専攻を受験する友人と教え合いました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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制御工学において、確率的な要素を適切に扱うための枠組みについて取り組んでいます。例えば、確率雑音をうまく活用することで、制御システムの信号に含まれるプライベートな情報を保護する手法について研究しています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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研究室の雰囲気は良く、研究を行う環境として必要なものは十分揃っています。コアタイムは少なく、研究する時間を自由に調整できます。数理工学専攻では、幅広い問題に適用可能な数理的アプローチを学ぶことができ、広い視野を養えたと思います。
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*物理統計学分野 [#y13c093b]


**本山雅孝さん &br; (博士課程2回生、九州大学大学院工学府航空宇宙工学専攻卒、物理統計学分野) [#md0859e3]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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前職で風車の研究をしていたのですが、風車はいろんな技術(機械系から電気系、材料、数値解析など)の組み合わせでなっていて漠然と力不足だなと感じていました。そのため電気系の専門的な知見を得られる場所を探していました。大学の時の学科が物理学科だったので物理的な研究もできるところはないかと思って日々インターネットで検索していたところ、物理統計学分野の梅野先生のHPにたどり着き、中身はよくわからないがこういうところもあるのかと思って注目していました。それから時間をおいてしばらくして梅野先生がプレスリリースで無線電力伝送の共同研究をみんな電力とやるということが載っていました。無線電力伝送の研究は修士の時に母校で希望したものの却下された経緯があり、ぜひやってみたいと思い立ち、梅野先生にメールを打ちました。梅野先生からは大学院の説明会があるのでそれに来てみないかということでした。それからは流れに乗るように博士課程の入試ー>合格ー>社会人博士として入学となりました。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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入試ではプレゼンのみであったので今までにやってきたことをPPTにまとめて発表しました。博士の学位は持っていましたが、工学分野であったため情報学の博士を取ることでダブルディグリーとなることを承知しました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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無線電力伝送の研究で電力の送受電方式に関する研究をやっています。勉強としては実際に実験をやって概念実証をしているので電気系のお勉強を実験をしながら日々身に着けていくという感じです。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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研究室の学生は皆さんスペックが高いのですが、私が思うに頭が良くても自由に研究に没頭できる環境を十分に活かしてきれていないのではないかと思います。何かのきっかけがあれば研究のことに没頭するかと思いますが、皆さん頭がいいので学生生活を楽しんでいるようにも思えます。数理工学専攻に入ってよかったことといえば興味のありそうな本がたくさん研究室にあるので手に取って読めるのがいいと思います。また、教授から適切なアドバイスを受けることができて自分次第で研究にも力を入れることができます。
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**新谷健さん &br; (博士課程3回生、京都大学大学院情報学研究科修士卒、物理統計学分野) [#o95b0b43]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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「数学で世の中の物理を表現する」という数理の根源的面白さに惹かれ、修士を越えてさらにチャレンジしたくなったから。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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博士は面接とプレゼン発表のみでした。「自分はこういう研究がしたい」という構想を持ち、それを発表しました。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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社会人博士課程として活動しており、「ダイナミックプライシング」をテーマとした研究開発・事業開発をおこなっています。ダイナミックプライシングは、購買データなどの「企業しかもたない実データ」を扱う研究分野であり、産学連携した取り組みとして、やりがいを持って研究・事業開発に取り組んでいます。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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数理に対する、「好奇心・興味・好き」があるならば、それを深めるのにはとても良い環境だと思います。また、自分の研究室では、自分の意思次第で、やってみたいことに基づいた研究テーマの設定もさせてもらえます。研究における価値とは、研究成果そのものという対外的なものに加え、対内的には、「専門分野での問題設定とその解決」という、汎用的な生きていく力を養う場としての価値もあります。自分の好きな数理という分野でそれを経験する出来、非常に良かったと思っています。
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また、自分(一部の社会人博士課程)の場合、仕事は東京で勤務(週5)しながら、研究は都度オンラインmtgでやりとりする(業務時間内)、という形で研究を進めており、産学連携プロジェクトが社内にある(もしくは作れる)ならば、そういった働き方は理にかなっていると思います。
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*力学系数理分野 [#gf0b108c]


**井口翔太さん &br; (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、力学系数理分野) [#a410b9cb]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部時代から数理工学を学習しており,また「数理モデルで問題解決」に興味がある学生を募っているとのことで,僕自身数理モデルによる問題解決に関心があったため志望しました.
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-入試の勉強や情報収集 ~
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過去問を中心に学習しました.学部時代に現在所属する研究室にいたのですが,そこで情報収集しました.
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-現在やっている研究・勉強 ~
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非可積分ハミルトン系である非等方ケプラー問題における周期解について研究しています.
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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コロナの影響で研究室に赴くことはほとんどありませんでしたが,分からないことがあればZoomやメール等を用いて先輩に質問できる環境でした.Zoomを用いて輪講とコロキウム(研究発表会)を週1回ずつ行っていますが,それ以外の時間は拘束されず自由に研究することができます.またZoom等を用いるにあたり必要な通信機器(インターネット回線・端末機器)を貸与して頂けるので,その点で不便を感じることはありませんでした.
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**本永翔也さん &br; (博士課程3回生、京都大学工学部情報学科卒、力学系数理分野) [#c32feb5d]
-数理工学専攻を受験しようと思った動機 ~
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学部生の頃に行った制御実験で理論の強力さと面白さを感じ、研究室に入ってからはそうした工学的応用を支える数学的側面に興味を持ったため、この専攻を受験しました。
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-入試の勉強や情報収集 ~
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学部生の頃はあまり真面目に勉強していなかったので、学部時代の教科書を一通り読んで例題や演習をこなした上で過去問をできるだけ解き、自分の得意・不得意を把握しながら理解不足なところは何度も復習しました。口頭試問に関することも含めて、先輩や同期に入試に関する情報を尋ねて不安をなくすのもメンタル面からすると重要だったと思います。
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-現在やっている研究・勉強 ~
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与えられた微分方程式が求積法によって解くことができるかを調べる、可積分判定の研究を力学系の立場から行っています。また、学部の頃から博士課程にいたるまで共に学んできた学友と互いに関連する分野についても勉強を進めています。
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-研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点 ~
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本研究室では週に一回ずつゼミとコロキウムが行われ、先生方も多くのことを指導して下さいます。充実した書庫や、学生内で研究について議論できる土壌もあり、恵まれた環境だと思います。
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