在学生の声
離散数理分野
最適化数理分野
制御システム論分野
物理統計学分野
力学系理論分野
足立進吾さん
気候変動をはじめとする地球環境問題に関心をもち、
学部は地球工学科に入学しましたが、
大学で勉強をするにつれて、数理的な理論や手法に関心が移りました。
このため大学院では応用数学を専攻したいと考えて数理工学専攻を選びました。
数学、数理計画を主に、基礎科目、専門科目それぞれ
3〜4科目づつを選びました。勉強は教科書で基礎を復習し、
過去問を解くことを繰り返しました。
数学に関しては、例の豊富な教科書に載っている問題が
よく出題されているので、教科書の例を理解して自分で計算してみること
も役立つと思います。
数理工学専攻のWebサイトで過去問を入手したこと、
先輩方から、試験に関するアドバイスをいただいたことです。
個性の強い人ばかりでさまざまな刺激を受けます。
週に数回、セミナーやコロキウムがありますが、
その他は自由に時間を使えます。
研究者の方のセミナーを定期的に聞ける環境にあることも良い刺激となっています。
渡邊隆信さん
これまでは理学部で数学を学んでいましたが、内容が抽象的になりすぎているように感じました。
もっと具体的に計算したり、自分が学んだことを様々なことに応用したいと思い、受験することにしました。
理学部の院進学も視野に入れていたため、7月ぐらいまでは基本的に理学部の院の勉強をしてました。
7月頃から過去問の基礎数学1・2、応用数学、力学系数学の分野を解いていました。さらに、線型計
画と非線形計画問題についてはすこし知っていたのでそれについても本を読んで過去問をといてみました。
あまり情報がない人はとりあえず入試説明会にはいったほうがいいとおもいます! 研究室の雰囲気とかも
少しはわかるのでお勧めです。
外部からきたこともあり最初は少し戸惑いもありましたが今では研究室の人達とも仲良くなって居心地は最高です。
パソコンも一人二台つかうことができ研究環境もととのっていると思います。
松本一輝さん
学部時代より,離散最適化に興味を持っており,この分野に進学することで,更に理解を深めることができるのではないかという考えのもとで,受験を決めました.
英語は,学部の赤本やTOEFLリーディングに出てくる英文をいくつか取り上げ,繰り返し読みました.勿論,単語の丸暗記より,このような方法の方が良いと思います.
専門科目については,まず過去問を解いてみました.それにより,入試でどのあたりの考え方が問われているのか,つまり傾向がわかります.次に,傾向に沿って参考文献を精読し,必要な知識についての理解を深めました.
私見では,大学院の入試問題は,出題範囲が狭いと思いますが,その分単純に解けるような問題もないと思います.つまり,どの辺りが問われるのかを正確につかんでおかないと,当日大変なことになると思います.そのためにも,知識の量は多くなくても良いので,過去問を中心に確実に理解しておくことが肝心だと思います.
まず,学部訪問をさせていただくことが第一に挙げられます.そこで入試問題のベースとなっている参考文献を教えてもらいます.さらに過去問の解答が得られると幸運ですね.
研究室の雰囲気は明るく,先生や先輩方も大変親切に指導して下さいます.私としては,ありがたい環境を与えていただけたと思います.入試合格に協力してくださった方々に大変感謝しております.
川口晃史さん
学部時代の講義でグラフ理論や、それに関連するアルゴリズムに興味を持ちました。
この分野の勉強、研究をしたいと思い、本専攻を受験しました。
Webサイトから過去問をダウンロードし、利用しました。
過去問はたくさん入手できるので、問題傾向を知るためにもとても有功です。
友人と勉強会を開いて問題の研究や情報交換などをしていました。
内部生は講義ノートやレポート問題を利用して勉強すれば大丈夫だと思います。
また、外部性の方は受験しようとしている研究室を訪ねてみるといいと思います。
専攻のWebサイト。研究室の先輩方からもアドバイスをいただきました。
研究室の雰囲気はとてもいいと思います。一人一人にデスクトップPCとノートPC
が与えられ、研究環境も充実しています。
鍋谷 昴一さん
学部の時に社会における諸問題を数理的な側面からアプローチをしたいと思いこの分野を
志望しました.この研究室でもっと勉強/研究を続けたいと思い本専攻の受験を決めました.
基本的には,学部時代の講義ノートや福嶋先生の「数理計画入門」や,片山先生の
「フィードバック制御の基礎」などで復習していました.
院試の二ヶ月くらい前から最適化数理と離散数理の人と一緒に勉強会を開いて,
過去問のわからないところをお互いに教えあったりしました.
基礎&専門科目では差がつかないと感じていたので最後の一ヶ月くらいは英語に力を入れて
勉強していました.
先輩から話を聞くのがメインでした.あとは,Webから過去問がダウンロードできるので
それを見て対策を練ったりしました.
学外の方は,一度研究室見学をされることをオススメします.研究室の雰囲気等も
わかりますし,研究室によっては過去問やその解答を持っていたりするので,それをもらえると思います.
基本的に自由な雰囲気で,各個人が自分のテーマについて研究しています.
一人一人に十分なスペースやPCが与えられていて,先生,先輩も丁寧に指導して
下さるので非常に研究に打ち込みやすい環境だと思います.
また,他の研究室に比べて外国人留学生が多く,彼らとコミュニケーションできる点も
面白いところだと思います.
西原 理 さん
修士論文で、最適化の手法をファイナンスの問題に応用する研究をやっていたの
で、
当時所属していた永持研より福嶋研の方が分野的に近いと思って福嶋研(最適化数理分野)
を選びました。
博士後期課程(内部進学)では、入試試験として、研究内容のプレゼンテーショ
ンを数理
工学専攻の先生方の前で行います。したがって、入試の勉強などは必要ありませんでしたが、
日頃の研究をしっかりやることが大切です。
テストはなかったので、そのための情報収集はしておりませんが、
一度、福嶋先生に研究内容を見ていただき、当研究室を受験してもいいという
了解を得ました。
数理工学専攻全体に当てはまることかもしれませんが、
パソコンなどの研究設備が非常に整っています。
また、福嶋研には留学生が多く在籍しているため英語に触れる機会が
たくさんあります。
端倉弘太郎さん
学部の時は機械・電気工学の初歩と制御理論を勉強しました.
それを通して,自分は実験に向いていないことがわかる一方で,
数学に興味を持ちました.したがって,進学するなら制御の実践より
理論の方を重点的に勉強したかったからです.
7月は実験が忙しくなりそうだったので,
4月から6月の間に過去問をだいたい解けるようにしておきました.
科目は線形代数,制御理論,複素解析を中心に勉強しました.
このセットは相互関係が強いのでお勧めだと思います.
説明会に出席した以外には特に何もしませんでした.
ゼミが週に4回もあるのですが,各人が発表するのは週に1回ぐらいなので
なんとかなっています.みんなの疑問点をとことん考えようとする
姿勢に感心させられています.
葉末俊介さん
学部時代は数学、物理、制御、オペレーションズリサーチと幅広く
勉強していたのですが、制御に一番興味を持ったという理由で
制御システム分野研究室に入りました。
学部時代にしていた研究を引き続きしたいと思い、そのまま修士課程に進学しました。
6月ぐらいから勉強を始めました。最初から制御と最適化を受けると決めていたので、
2教科にしぼり、学部の時に受けていた授業のノートや教科書、
レポート課題などを一通り復習してから過去問をひたすら解きました。
英語については、単語帳と過去問をさらっとやったぐらいでした。
学部時代の友達と情報交換していましたが、外部から受験する人は研究室に足を運び
先輩などから情報を集めることをお勧めします。
B4ゼミとM1ゼミがともに週2回ずつあり,B4ゼミは修士の人が担当し、
M1ゼミは博士の人が担当しています。
わからない所があれば先輩に聞き、
各自の担当分をしっかり予習した上でゼミに臨んでいます。
その他に研究会が毎週行われており、研究報告や論文紹介などしています。
大学院の授業、ゼミの予習、研究と忙しい毎日を過ごしていますが、
充実していると思います。
研究室全体の雰囲気は明るく学生同士も仲がいいです。
また先輩方も親切な人ばかりです。
年に2回行われる研究室対抗スポーツ大会では3連覇中で、
研究以外のことでも活発に活動しています。
川本大樹さん
確率論の手法に興味を持ったのがきっかけで学部時代から本研究室に所属しておりま
した。大学院でも同じ研究室で研究を行いたいと考え本専攻を受験しました。
英語とはしばらく離れており勘が鈍っていたので、5月頃からZ会の速読英単語を毎日
読むようにしました。他の科目は学部時代に使用していた教科書やノートがあったの
でそれを利用しました。過去問は自分の力を試すのに重要なアイテムなので、試験範
囲の勉強が終わるまであえて解きませんでした。
web上で過去問をダウンロードしました。研究室の先輩に過去の試験内容につい
て質問したところ有益な情報を得ることができました。
研究内容に関しては学生の興味を尊重してもらえるので、好きなテーマを選ぶことが
できます。時間に縛られることも余りなく、自分の研究に打ち込むことができます。
岩間心平さん
確率論に興味があり、学部では確率微分方程式について学んでいました。
ただ、純粋数学よりも応用数学の方に興味があったため、
数理工学専攻を受験しました。
主に過去問を中心に勉強し、不十分だと思われる部分に関しては、
適宜適切な参考書を選んで補足しました。
説明会に行って話を聞いただけです。
というよりも研究室の先輩方に色々詳しく説明していただき、
他にすることがないほど十分な情報を得ることが出来ました。
研究発表会に参加すると経済関連の研究をしている人がやや多いように思います
が、物理色の強い研究をしている人や、私のようにどちらかと言えば数学の立場
で考えている人など、色々な人がいて各自自由に研究できる雰囲気だと思います。