数理工学専攻 アドミッションポリシー


数理工学専攻では情報学研究科の3本柱のうち数理モデリング に重点をおいた人材育成を目指します。

 情報化社会における生産、通信、情報処理、および事業の効率 化等の問題を解決するには、数理モデルを立てて考えるのが有 効です。なぜなら、大規模なシステムの問題解決には計算機の 活用が必須ですし、計算機は抽象化(数値化)されたデータを 扱うものだからです。そして、数理モデルを正しく立てて正し く処理するには、つまり、計算機になにをさせるべきかを正し く判断するには、数学的センスと物理学的想像力という基礎力 が肝要です。

 数理工学専攻はこのような考えのもとに、システム論系、OR 系、数学系、物理学系の講座から構成されていて、カリキュラム もバランスよく編成されています。技術革新の目覚しい現代には 確かな基礎力が個人の研究開発能力の持続には一層大事でありま すので、授業科目では基礎力の充実を図り、修士論文では最新の テーマで研究することを目指しています。

 数理工学専攻はこのような人材養成の目標のために、「数理モ デルで問題解決」に興味のある学生を広く募っています。そのた め、入学試験においても、それぞれ6問ずつ出題されている基礎 科目、専門科目の中から、受験生が各2問を選択して解答できる よう配慮しています。