在校生の声/2012年度(平成24年度)
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在校生・卒業生の声
数理解析分野
秋山拓斗さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、数理解析分野)
荒木翔さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、数理解析分野)
離散数理分野
門脇拓史さん (修士課程1回生、島根大学総合理工学部数理情報システム学科卒、離散数理分野)
松田浩史さん (修士課程1回生、東京理科大学工学部経営工学科卒、離散数理分野)
最適化数理分野
松田一樹さん (修士課程1回生、大阪府立大学工学部航空宇宙工学科卒、最適化数理分野)
杉本真二さん (修士課程1回生、京都工芸繊維大学工芸科学部設計工学域情報工学課程卒、最適化数理分野)
制御システム論分野
岩下真也さん (修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野)
董屹立さん (修士課程1回生、上海交通大学電子電気学部自動化学科卒、制御システム論分野)
物理統計学分野
久世友博さん (修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、物理統計学分野)
入江哲史さん (修士課程1回生、京都大学工学部物理工学科卒、物理統計学分野)
力学系理論分野
佐藤寛之さん (博士後期課程2回生、京都大学工学部情報学科卒・京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻修士課程修了、力学系理論分野)
森山慧さん (修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、力学系理論分野)
数理解析分野
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秋山拓斗さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、数理解析分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
数理解析分野には学部4回生の時に卒業研究をするために配属されました。 そして、研究をそのまま続けられればと思い受験しました。
入試の勉強や情報収集
数理工学専攻のホームページから入手できる過去問を解いていました。 ホームページから全て情報が手に入ると思います。 過去問を使い、全部のジャンルを勉強し解けるようにしておいて、 当日は解けそうな問題を選んで解くようにしました。
現在やっている研究・勉強
GPUを使用した行列計算の高速化などをやっています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室内で先輩方がいらっしゃるので研究していて分からない部分も教えてくださり、 研究の理解が深まりました。 夏場、冬場ともに家だと光熱費がかかるところ、 研究室にいればタダなので経済的にも助かります。
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荒木翔さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、数理解析分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部生の間進めていた研究内容をより深く掘り下げるとともに, 周辺の理論についても理解を進めていきたいと思い,当専攻を受験しました.
入試の勉強や情報収集
専攻のホームページにある過去問を解き, 先輩からのアドバイスも頂きながら勉強を進めました. 特に答案の書き方には注意するようにしました.
現在やっている研究・勉強
行列の特異値計算アルゴリズムの高精度化・高速化を目標に, 並列化などの実装的な手法はもちろん,理論的な観点からも研究を行なっています.
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室は和気藹々としていて居心地がよいです. 輩や先生方と接する機会も多いので,研究についての相談等も気軽にできます.
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離散数理分野
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門脇拓史さん
(修士課程1回生、島根大学総合理工学部数理情報システム学科卒、離散数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代は計算機科学系の学科に在籍しており、 特に数学的な分野に興味を持っていました。 その中で、アルゴリズムや離散数学などの理論を具体的な問題の解決に応用するような研究をしたいと思うようになりました。 しかし学部時代にはそのようなことを深く研究している研究室が無かったため、 当時の指導教員と相談するなどして研究室を探し、 その末に数理工学専攻の受験を決意しました。
入試の勉強や情報収集
専攻説明会に参加した際に研究室を見学させていただき、 その時に過去問の答案を頂くことができました。 それからはその答案を参考にし、ずっと過去問を解いていました。 受験科目は志望研究室で扱っていることに関係する科目を中心に、 基礎と専門からそれぞれ3科目ずつ勉強していました。 また、専門科目の確率・統計論を選択しようと思い勉強していたところ、 私が受験した平成24年度の受験科目には含まれていないことに気づいた、 ということもあったので、 念のため、受験要綱は一度しっかり目を通しておいた方が良いと思います。
現在やっている研究・勉強
現在在籍している研究室では、離散最適化に関する様々な問題に関して、 効率の良いアルゴリズムの開発を求めて研究を行っています。 私の場合は、ネットワークに対して、 リンクを効率よく監視するための方法(アルゴリズム)を、 数学的な立場から研究しています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室では各個人にPCが二台(デスクトップ、ノート一台ずつ)と机が与えられるなど、 とても恵まれた環境だと思います。 先生方もとても熱心に指導して下さるので、 良い環境で学べていることを日々実感しています。
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松田浩史さん
(修士課程1回生、東京理科大学工学部経営工学科卒、離散数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
アルゴリズムやグラフ理論についてより深く研究したいと思ったため。 工学におさまらず、様々な視点から情報学を学ぶという点に惹かれました。
入試の勉強や情報収集
研究室訪問時にいただいたアドバイスや過去問を元に勉強しました。 TOEICは6月あたりに受験し、それ以降に院入試の勉強を始めました。
現在やっている研究・勉強
離散アルゴリズムの解析や構築。 研究室では毎週、輪読ゼミと学生の研究発表があるので、 テキストに沿った知識吸収と、 新しい研究成果の刺激をうけつつ自身の研究に活かしています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室メンバーは内部・外部生問わずみなさん気さくで優しく、過ごしやすい環境です。 研究室には各自の机が必要充分なスペースで確保されているだけでなく、 学生内で討論や交流できるコミュニティスペースも用意されています。 校舎も今年から改修されたので、非常にきれいです。
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最適化数理分野
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松田一樹さん
(修士課程1回生、大阪府立大学工学部航空宇宙工学科卒、最適化数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
大学院にて、専門分野のみならず様々な分野で、 深く学びたいと思い受験しようと思いました。 中でも、そのような経験を積むためには、 京都大学は最適な環境だと感じました。
入試の勉強や情報収集
学部のときとは異なった専攻に進むつもりでいたので、 進学先の研究室の方々から参考書等を紹介していただき、 それをもとに過去問を解いて勉強していきました。
現在やっている研究・勉強
研究室では、主に数理計画法について勉強しています。 大学院に入って初めて専門的に学ぶ分野なので、 論文や参考書を読むことで関連した知識を増やしているところです。 そして、最終的には数理計画の知識を用いて、 社会の問題を数理モデルにして解決できるようになればと思っています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室は備品も充実しています。 また、ゼミ等では先輩方や先生方から、 様々な知識を学ばせていただけるので、 大学院生活を満足して過ごせると思います。
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杉本真二さん
(修士課程1回生、京都工芸繊維大学工芸科学部設計工学域情報工学課程卒、最適化数理分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代の研究において理論的な理解が不足していると感じ、 様々な応用ができる最適化に興味を持ったため、受験を決めました。
入試の勉強や情報収集
研究室を訪問しました。その時に入試の対策を教えていただきました。 福島先生の著書や片山先生の著書が非常にわかりやすく、入試対策では重宝しました。
現在やっている研究・勉強
最適化について基礎から勉強を深めるとともに、 以前研究していた内容に近い分野への応用を考えて研究しています。 また研究以外に、研究室の先輩や同期の影響もあり、 英語やプログラミングの勉強も積極的にしています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
幅広い知識をもった方々から良い刺激を受けることができ、非常に満足しています。
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制御システム論分野
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岩下真也さん
(修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、制御システム論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
数学を現実世界の問題に役立たせるという数理工学の内容に魅力を感じ、 学部で勉強したことをもっと深く研究したいと思い受験しました。
入試の勉強や情報収集
過去の問題を解き、参考書を読んで勉強しました。 特に、用語の定義や基礎となる考え方をしっかり理解することを重視しました。
現在やっている研究・勉強
通信可能な情報の量に制約があるときの、 フィードバック制御系の設計について研究しています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
私の研究室は研究に関して学生の自主性に任されるところが大きく、 興味あるテーマを設定して自由に研究できます。 数理工学専攻には非常に豊富な種類の講義があり、 それら全てが自分の専門とする研究に役立つ可能性を持っているので、 幅広い知識を身につけて深い研究をすることが可能です。
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董屹立さん
(修士課程1回生、上海交通大学電子電気学部自動化学科卒、制御システム論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代に自動制御学科に所属して制御理論に興味を持ったことをきっかけとして、 修士も引き続き制御理論を勉強しようという動機です。
入試の勉強や情報収集
留学生なので研究生の半年間で院試を準備する時に時間の余裕があると感じていました。 最初に、研究室の皆さんに経験を聞いて、 勧められた教科書を使って院試範囲の知識を復習しました。 主に過去問(留学生試験を含めて)を中心に準備しました。 研究室に置いてあった過去問と皆さんの経験を学習に役立てました。
現在やっている研究・勉強
研究内容のキーワードは分散制御、分散協調最適化です。 大規模なマルチエージェントシステムの中で複数な自律な制御対象がある場合、 システムのグローバルな振る舞いや制御仕様などに達成するために、 各制御対象における局所的な制御則をどのように設計するかということを中心に研究や勉強を行っています。 スマートグリッド、交通システム、情報工学や社会システムなどの幅広い場面に応用されています。 扱う理論知識は非線形最適化理論、ゲーム理論、非線形システム、 基礎レーベルなグラフ理論や行列解析、関数解析、確率論などがあります。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
制御システム論分野に限っていえば、ゼミ、研究会および報告会以外に、 時間を自由に支配できます。 制御に関する内容である限り、研究の自由度は高く、 先生が熱心に教えていただいてやりがいを感じており充実した毎日をすごしています。
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物理統計学分野
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久世友博さん
(修士課程1回生、京都大学工学部情報学科卒、物理統計学分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
数理工学専攻の現在の研究室に学部時代から所属しており、 まだまだやりたいことがあり、 引き続きこの研究室で研究を取り組みたいと思ったからです。
入試の勉強や情報収集
研究室の先輩方から入試の情報を聞き、 そのアドバイスにしたがって過去問を中心に勉強しました。 また、学部時代に所属していた研究室以外の研究室の先輩にもアドバイスを求め不十分な情報も集めました。 そうして情報を集めることによって、勉強する科目を絞り、 効率のよい勉強が出来ました。 やはり、一度入試を経験した先輩方にアドバイスをしてもらうことが一番の近道であると終わったあとにも実感しました。
現在やっている研究・勉強
流行、感染、意見、商品などの拡がりのモデルについて、 どのようなネットワーク構造であれば拡がりやすいのか、反対に拡がりにくいのか。 理論的に解析しその結果を計算機シミュレーションを通して確かめることに関心を持っています。 そうして、状況に応じて自分の欲する物事の拡がりやすさを持つネットワークを導き出したいと考えています。 このようなネットワークモデルは多岐に渡る分野で通用します。 例えばコンピュータウイルスに感染しにくいネットワークの構築や、 統制のとれた組織体系、 あるいは強固なインフラストラクチャーへとつなげることができると考えています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
物理統計学として大枠のテーマはあるものの、 研究室として固定されたテーマがあるわけではないので 自分のやりたい研究を自分のペースで進めることができます。 また先輩方も気さくな方が多く心穏やかに研究を進めることができます。 数理工学専攻では幅広い分野を扱うことができるので、 自分の興味のあることに絡めた研究ができ、 また、もしも途中でテーマを変えることになっても 以前の研究を多少なりともいかすことができる点がよいと思います。
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入江哲史さん
(修士課程1回生、京都大学工学部物理工学科卒、物理統計学分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代に趣味で始めた外国為替自動売買システム開発にはまり、 より学術的なアプローチによる開発をしたいと考え、 金融に関する研究も行っている当研究室を志望し数理工学専攻を受験しました。
入試の勉強や情報収集
研究室訪問の際に数年分の過去問と解答をいただいた他、 おすすめの参考書を教えていただきました。 勉強は4科目の過去問を数年分解きました。
現在やっている研究・勉強
モンテカルロ法の研究をしています。 研究を進めていく上で必要な知識を論文などを読み勉強しています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
コアタイムもなく、研究を自由に行えるとてもいい環境です。 先生方の指示に従うというよりは自分で考え、 判断し研究を進めていきたい方にはおすすめだと感じます。 一方で疑問があれば先生方に気軽に質問できる環境が整っており非常に魅力的な研究室のひとつだと思います。
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力学系理論分野
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佐藤寛之さん
(博士後期課程2回生、京都大学工学部情報学科卒・京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻修士課程修了、力学系理論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
修士課程在学中に, 後述する自分にとって非常に面白い研究テーマに出会うことができ, 引き続き研究を続けたいと思い本専攻を受験しました.
入試の勉強や情報収集
私の場合は入試は研究に関する口頭試問のみだったので, 日々の研究を頑張るばかりでした. ただ,受験当時は口頭発表にさほど慣れていなかったため, いかにして分かりやすいスライドを作り,伝えるかということを, 自分なりに工夫しました.
現在やっている研究・勉強
リーマン多様体上の最適化手法について研究しています. 学部生時代から馴染みがあり興味を持っていた最適化理論を, 本研究室の特色である幾何学的な立場から考察するという研究です.
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
研究室は誰もが自由に発言をしやすい雰囲気で, ふとしたきっかけから活発な議論が交わされることもしばしばあります. ずっと悩んでいたことが, 少し話してみると途端に解決するということもよくあります. また,計算資源や書籍も充実していますし, 読みたい論文にもすぐアクセスできるので, とても良い環境で研究をさせていただいております.
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森山慧さん
(修士課程2回生、京都大学工学部情報学科卒、力学系理論分野)
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数理工学専攻を受験しようと思った動機
学部時代から現在の研究室に所属しており、 引き続き同じ研究室で勉強したいと考えたからです。
入試の勉強や情報収集
過去問を中心に、学部の授業を復習するように勉強しました。
現在やっている研究・勉強
床に置いて、ある順方向に回したときは滑らかに回り、 その逆方向に回したときはうまく回らず振動し、 その後結局順方向に回る、 という非自明な回転性を持つ剛体の運動について研究しています。
研究室の様子や数理工学専攻に入って良かった点
非常に自由な雰囲気の研究室です。 人によって研究してるテーマが様々なので、刺激を受ける機会が多くあります。 研究室には非常に多くの本が所蔵してあり、計算機環境も充実しています。
Last-modified: 2021-03-04 (木) 02:21:24 (1445d)