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*ごあいさつ [#a20ecc73]

**2018年度数理工学専攻 専攻長 太田 快人 [#j3060d7b]
**2020年度数理工学専攻 専攻長 矢ヶ崎 一幸 [#j3060d7b]
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理工学は、数学や物理学を基礎にして、工学的問題を含め社会にある様々な問題に対して合理的な解決方法を提供することをめざす学問分野です。京都大学では、1959年に数理工学科が工学部に設置され、1998年に創設された大学院情報学研究科には数理工学専攻がおかれて数理工学の教育と研究にあたってまいりました。
理工学専攻は,その前身である数理工学科が1959年に京都大学工学部に設置されて以来,60年以上の歴史を有します.また,学術や産業界にとどまらず,金融,流通,官公庁など非常に広範囲にわたって活躍する多数の卒業生を輩出しています.

 現在は、人工知能(AI)やもののインターネット(IoT)などのことばを報道で目にしない日はありません。AIの将棋ソフトがプロ棋士に勝つといった時代になりました。そのAIを支えている機械学習やデータ解析には数理的手法が欠かせません。与えられた条件のもとで最適値を探索する最適化手法や、数理的モデルを用いてデータの時系列解析や回帰分析を行う統計的手法は、数理工学の主要な研究テーマです。
 「数理工学」という言葉には工学における数学理論を研究する学問という印象があるかもしれません.しかしながら,本専攻では,その英語名の“Department of Applied Mathematics and Physics”が示すように,数学のみならず,物理学にも基礎をおき,これら基礎分野だけでなく工学や応用分野の立場からも数理的理論について教育・研究を行っています.実際,教員の所属分野も数学,物理学からオペレーションズリサーチ,制御工学までさまざまです.

 IoTなどを含む超スマート社会を実現させようとする国の科学技術政策であるソサイエティ5.0(Society 5.0)では、計算機が作り上げるサイバー空間と現実世界であるフィジカル空間が互いに影響しあう世界を考えています。計算機技術のみに閉じるのではなく、現実世界を認識し、それを判断して行動(アクション)を加え、その結果を再び認識に戻すというループが必要になります。このためには制御や動的システムのモデル化が必要になりますが、これも数理工学の主要な研究テーマです。
 研究対象は自然科学や工学分野を越えて経済学などの社会科学分野にまで及び,諸分野で生じる問題に対して,モデル化から解析,設計,制御まで数理的な方法論を用いて研究を行っています.さらに,数学や物理学の既存の理論や方法を単に応用するだけでなく,応用の立場から数学や物理学の新たな問題を提起し,新しい数理的理論や手法を構築および確立し,革新的な工学技術の創生を目指しています.本専攻の特色ある教育・研究は,今年世界中で流行し,猛威を振るっている新型コロナウィルスCOVID-19のような,人類の未知の脅威に対してもその制圧のための有力な手段・方法を提供できるものと確信します.

 数理工学の強みは、分野横断的な活躍ができる人材を提供できるところにあります。就職活動においても、工学にとどまらずさまざまな分野から求人がきており、実際に修了生は各方面で活躍しています。数理工学専攻において、数理的思考方法や数理的手法に関する知識を獲得し、これからの社会的な課題に挑戦する人が増えることに期待しています。




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RIGHT:数理工学専攻長 [[太田 快人:http://www.bode.amp.i.kyoto-u.ac.jp/member/yoshito_ohta/]]
RIGHT:数理工学専攻長 [[矢ヶ崎 一幸:http://yang.amp.i.kyoto-u.ac.jp/~yagasaki/index_j.html]]
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RIGHT:&size(9){(おおた よしと)};
RIGHT:&size(9){(やがさき かずゆき)};

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|BGCOLOR(#006666):COLOR(#FFFFFF):&size(12){お問い合わせ先:};|&size(12){〒606-8501}; &br; &size(12){京都市左京区吉田本町 京都大学大学院情報学研究科 数理工学専攻 専攻長宛};|
|~|&size(12){E-mail:};&mail(amp-senkocho@amp.i.kyoto-u.ac.jp);|

-過去のごあいさつ
--[[ごあいさつ(H30年度)]] 太田快人
--[[ごあいさつ(H29年度)]] 永持仁
--[[ごあいさつ(H28年度)]] 山下信雄
--[[ごあいさつ(H27年度)]] 矢ヶ崎一幸
--[[ごあいさつ(H26年度)]] 太田快人
--[[ごあいさつ(H25年度)]] 梅野健
--[[ごあいさつ(H24年度)]] 中村佳正